#20 聖者の晩餐
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放たれた弾丸が、壁を削る。
直後に遮蔽物から躍り出てドミネーターを構えるが、すでに相手は駆け出している。
宙に身を躍らせ、足音のする方向へ。
位置関係は、こちらの方が低いか――
認識した途端、上方向から銃声が轟く。
迷路のように入り組んだ通路を駆け抜け、記憶と勘に従って上へ。
再び正面に構えた先に現れた対象が、こちらに気づく。
「!」
見開かれた目に向かって青が伸び、着弾。
かわしきれず、その左腕が内側から膨張し破裂する。
が、振り回すようにして向けられた銃口に咄嗟に対処出来ない。
「――う゛ぉあ゛っ」
後ろに落下し、衝撃に堪えきれず転倒する。
立って
動け!
誰が聞いているわけでもないのに漏れそうになる呻き声を飲み込み、踏み出す。
「………」
こんなところで
殺されてやるわけには
いかない。