#20 聖者の晩餐
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「国外へ出たと聞いていたから、驚いたよ。」
薄汚れた明りで眩む視界に、目を凝らす。
光
「まさか公安局の人間になっているとはね…それも監視官。実に興味深い。」
妙に耳障りなのは、これは
何。
ごめんな
光
「シビュラの啓示が、君の思うところと一致したということか。」
口元に手をあてて、声無く屑折れる母の後姿。
「それとも。」
私の、呼吸か。
「運命論を語るつもりはないが、佐々山執行官と出会えたのは幸運だったな。」
母さんは、元気か
死んだわ。
自殺だったの。
信じられないかもしれないけど私、吐いたの。
ソレを…ママを、見て。
「君と狡噛慎也とを、僕と君達とを引き合わせてくれた。」
怖くて、臭くて、恐ろしくて、汚くて、悲しくて、辛くて。
…………………………ああ。