#19 メトセラの遊戯
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「はい、そのメールが最後で…佳織も昨日から全然連絡がつかないって……ええ、はい。何かあったらすぐに連絡します…それじゃ…。」
通話を切り、息を吐く。
「実家にも戻ってない、か。」
「……そうみたいです。」
「…悪戯の可能性は?」
組んだ腕に頭を預けた狡噛さんのその問いに、首を振る。
「からかわれるのはしょっちゅうですけど、こんな悪質なことする子じゃありません。」
「ま、行って確かめるのが一番だろうな。」
「すみません、非番なのに…」
「いいさ」と返ってきた了承に、少しだけ、顔が緩む。
「公私混同ですか?これって。」
「ギノに見つからなきゃ大丈夫さ。」
その目が前に戻ったのを見て自分も習った時、携帯が再び、振動した。
受信ボックスの一番上に表示された名前に、カーソルを合わせる。
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差出人:佐々山光
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sub:Hello:)
2112年12月25日 14:00
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着いたよー?
どこ行ったらいい??
「……狡噛さん……」
「何だ。」
胃の辺りで蠢いた嫌な予感に眉を、寄せた。