#18 碧の福音
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「やっほー。」
お気楽な笑みを浮かべていたその目が横に移動した瞬間、妖しく細くなる。
「もしかしてー…お邪魔だった?」
半ばから折れた煙草を屑篭に放った狡噛さんが、怒ったような表情のまま息を吐き、自分のデスクへ向かう。
「何の用だ?」
何が面白かったのか、ふふっと撫でるような笑い声を上げた唐之杜さんが、その手を伸ばす。
無造作に遠ざけられた自身の椅子に、狡噛さんの顔に浮かぶ表情はいよいよ本格的なものになっていたけれど、この妖艶な美女にとってはそんなもの何でもないらしい。
「二人とも、ちょっとあたしのトコ来ない?デスクワークで疲れた身体を癒してあ・げ・る。…何よ。」
目を瞬いた唐之杜さんを見返し、口を開く。
『そういう趣味、ないので。』
「いやぁねぇ、光ちゃんてば。そういうんじゃなくて、もうちょっと何てゆーの?ホラ、健全な癒し方よ。」
パチリと投げられた、見事なウィンク。
『別に、それが健全じゃないって言ってるワケじゃないです。』
「アラ、言うわね。」
「…今すぐその不健全な会話を止めろ、お前ら。」