#17 Would you please listen to me?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
見つめた次の瞬間、また、変わる。
崩れかけた顔の中で口をへの字にして視線を上向けた朱ちゃんがややあって、短くて重い息を吐くのをただ何もできずに、見ていた。
「…私」
ただ
「もっとちゃんと、知りたい。」
待ってた。
「光ちゃんのこと。」
『……なんで……?』
どうしたら良いのか、わからなくて。
「だって」
本当に
「わかりたい。」
わからなくて。
「わかりたいよ。」
泣いてしまった。
それはもう、子どもみたいに
声をあげて。
Next page あとがき