#16 琥珀色の記憶
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「げほっ」と咽たその様に笑み、足を組んで煙草を吹かす。
しかしこの美丈夫は滅多なことではペースを崩さすまた、崩したとして立ち直りも早い。
というか多分、自分の言いそうなことなど大体予測がついてしまうのだろう。
「ビンゴ?」
「何の話だ。」
「違うの?」
「だから、何の話だ。」
「…なぁにそのつまんない反応。」
くるりと椅子を回転させてデスクに向き直ったその横顔に、眉を寄せる。
「ご期待に沿えず悪かったな。」
そう言ったきり目を閉じて煙草を味わうのを見ながら、口を開く。
なら。
「………本気なの?」
一瞬だけ覗いた無防備な表情が、すぐにイイ男の見本のような笑みに取って代わる。
「…どうした。」
ホント
「やぁね、ただの下世話な好奇心よ。」
馬鹿ね。