#14 あとは、沈黙。
夢小説設定
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顎に手を添えてパネルを見るその横顔に、眉根を寄せる。
「だからと言って、まだ全てが王陵璃華子の仕業とは「どうであれ」
「あんな犯罪係数をマークした娘を放っておくわけにはいかない。そうだろ。」
その顔に、奥歯を噛むようにして目を伏せる。
分からないんだ
「画像検索完了。」
自分でも。
「ブラウズするわね。」
振り切るように、表示された映像に視線を投げる。
「ああー、社交的な子だったんだなぁ。常に取り巻きが付いてる。」
『その3列目の右から2番目何ですか?寮でも校舎でもないですね。』
自分が何に
「どこのカメラだ?」
「寮の裏手にあるゴミ処理施設ね。」
「こんな所に何の――てちょコウちゃん、光ちゃん?」
「おいおい…」
頭をかいてため息を吐く征陸を突き飛ばすようにしてモニタールームから飛び出し、すでに灯りの届かない所へ消えようとしている二つの背中を、なんとか視界に捕らえる。
「――ちっ」
苛立っているのか、そして
「宜野座さん!?」
恐怖しているのか。