#14 あとは、沈黙。
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「君、一体何の真似かね!」
怯えと不審を含んだ無数の視線を浴びながら、古めかしい廊下を行く。
「生徒達を悪戯に刺激しないよう、捜査活動には充分配慮しろと再三こちらは…!!」
『まあまあセンセ。』
煩くまとわりついてくる教師と狡噛さんの間に入り、両手を上げる。
『あ、皆さん聞いて下さーい。』
「君、何を…!?」
『今からちょーっとドタバタするかもなので、ここから離れ
ガラリと一気に開けられたドアの向こう。
筆を止めて顔を上げ、こちらを向いたその、目。
「王陵璃華子だな?」
「…それが何か?」
抜かれたドミネーターが、真正面から彼女を読み取る。
<犯罪係数、472。執行対象です。執行モード、リーサル・エリミネーター。慎重に照準を定め「何をするっ」
「っ『アンタが何してんスかっ』
緩まった拘束を解いた背中が、角を曲がって消えたその、足音の方へと駆け出す。
「止めんか!」
よろりと立ち上がろうとしたその腕を後ろで捻り上げ、息を吐く。
「正気か貴様等…未成年者を相手に…っ」
『少年法とか、いつの時代の話ですかもー。』
「ひ、光ちゃんっ」