#12 3GUNS
夢小説設定
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「ご苦労だったな。」
「…ああ…」
さすがに疲れ、ネクタイを緩める。
『ちょーっと相手が悪かったですねー。』と笑う佐々山の手の中にある物を見て、眉を寄せる。
「いつまで回してんだ。」
『いやいやいいじゃないですか、疲れたお顔も素敵ですよー?あ、どぞコーヒーっ』
放られた缶をキャッチし、プルタブを引き起こす。
「現役人気アイドルのステージが始まってしまっては、コミッサちゃん気ぐるみショーも婦人警官コスも負けを認めざるを得ない。」
心底悔しそうなギノの声に息を吐き、足元のアホ面に目を落とす。
『てか実際、逮捕しゃうぞ♡が効いたのはいい年したパパとかスタッフにのみだった気が…』
「ちっ、誤算だったな。」
公安局イメージアップ戦略の一環として、毎月実施されている交流会。
ホロコスが一般的となった今だからこそな着ぐるみの物珍しさと、今や絶滅したミニスカポリスでのアピール、というのがこいつらの作戦だったらしいが。
「しかし三係め…まさか芸能人を連れてくるとは……」
『これは確実優先休暇ゲットだと思ったのに……』
「………」
ため息を吐きたいのは、こっちだ。