#12 3GUNS
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体をくの字にしている佐々山にやっていた視線を、戻す。
<ターゲット集団が別のポイントへ移動を始めた。どうする、追跡するか?>
「何だと…?」
眉を顰めてあることに思い当たり、時刻を確認する。
「もしやこの時間は…やはりそうか。狡噛、この時間帯は偽装外装の効力は弱まる。出番だ佐々山。」
『はいはーい。』
ビデオカメラを肩にかけた佐々山が、ポケットからデバイスを取り出す。
その指がタッチパネルを操作した途端、その全身が婦人警官のホログラムで覆われる。
『っし。』
軽く足に角度をつけて全身を見下ろしたその瞳が、こちらを見上げる。
『どですか?』
「……ん…いやまあいい!行ってこい!!」
『了解』と軽すぎる敬礼をして踵を返したその背を見ながら、無線機に口を近づける。
「狡噛。ミッションを中断して、一度こちらへ戻れ。」
<了解、離脱する。>
ステージ前で狡噛と佐々山が入れ違うのを確認して手近なベンチに腰掛けた途端、<なぁギノ>と着信。
「何だ。」
<あのスカート…ちょっと短すぎやしないか。>