#12 3GUNS
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「ただその代わりに、そのスーツは声を偽装することができない。」
ぴょこぴょこと歩みを再開したその後姿と、大真面目な宜野座さんの声に必死で笑いを堪えながらカメラを回す。
「大声で喋ると、一発で正体がバレるぞ。」
<…早速囲まれたようだ。>
数人がその周りに群がり、それに気づいた他の子達が指差して両親の注意を引く。
『wow、効果絶大ですねー!』
そう口にした瞬間、イヤホンから漏れてくるくぐもった呻き声。
「どうした!」
って見えてるし。
<っターゲット集団の一部が暴徒化した。数人から襲われているっ>
馬鹿だ
「手を出すなよ狡噛。その偽装外装を着たお前なら、致命傷になることはない。我慢しろ。」
この人たち、馬鹿だ。
<ちっ……了解。>
小さな手と足で叩かれ蹴られ、たじたじといなすコミッサちゃん否狡噛さんに堪えきれず、吹き出す。
「こうなることは想定内だ。」
と何故か自慢げな口調にお腹を押さえるが、大した効果もなく。
<っハウンドthreeからシェパードoneへ!状況が変わった。>
「こちらシェパードone。どうした。」