#12 3GUNS
夢小説設定
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<シェパードoneからハウンドthree。状況は。>
「……こちらハウンドthree、指定エリアへの潜入に成功。状況クリア。これよりミッションを開始する。」
<了解。今回は端末での情報のやり取りが不可能だ。音声が頼みの綱となる…注意しろ。>
「ターゲットと思しき集団を確認した…接近する。」
歩き出した途端、無線機から漏れてきた忍び笑い。
<おい、何だ佐々山。>
≪え…や……っすいませ…≫
<…これは、俺達刑事課一係の今後がかかっているミッションだ。しくじるなよ、狡噛>
手で眉間の皺を解そうとしてそれが不可能であることを思い出し、息を吐く。
「ターゲットが複数いるのが厄介だな。」
<安心しろ。お前が今しているコミッサちゃんの偽装は特別制だ。ターゲット集団の警戒心を解き、周囲に止まらせる効果がある。ところで佐々山…その撮影は一体何のためにしている?>
≪え?それはホラあれですよホラ…今後の参考資料として?こういうのはやっぱりちゃんと保存しておかないと。≫
「………佐々山。」
足を止め、イヤホンを睨む。
≪はい?≫
くすくすと耳を撫でる声に眉を顰め、振り向く。
ホログラムビデオカメラの横から顔を出してこちらにサムズアップするその様に舌打ち、重い足を、動かした。