#10 Plastic Beautiful World
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ふらりと覚束ない足をなんとか堪えた狡噛さんが、口元を拭いながら膝に手をあてる。
ヤバイ
その横でドミネーターを掲げた六合塚さんが、目を瞬く。
これは
「もたもたしていられんな――仕方ない、酒瓶を寄越せ。俺がやる!」
『えっ、ちょっちょ宜野座さん!?』
たかがワインボトル半分で前後不覚に陥ったシーンは、まだ記憶に新しい。
しかもそのスピリタスは――
「避けろギノ、車がっ!!」
ぐいっとボトルを煽った宜野座さんが、狡噛さんにタックルをかまされてよろめく。
「!?――うぐっ…」
「消えた…!?今のもホロだけかっ。アルコールとホロ・クラッキングのせいで余計に判別がつかん!!」
ちっと舌打ちした狡噛さんが、まるで犬のように頭を振る。
「か、監視官?大丈夫ですか?」
「どうしたギノ!」
ふらりとよろめいた宜野座さんが、眼鏡を押し上げる。
「俺も…含んでいた酒を…っ」
『………』
就職先、間違えたかも。