#10 Plastic Beautiful World
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「観念しろチェシャネコっ」
ホシの向こうに見える、ドミネーターの祖点を定めたギノ。
珍妙なホロコスを纏った男のかん高い笑い声が、響いた次の瞬間。
『んなっ――』
前方に見えていた外の景色が歪み、信じられないことに晴天だった筈の空まで曇り始める。
「まさか、街頭ホロまでクラッキングできるのか!?」
「このままじゃ犯人が…どうします!?」
「ギノ、六合塚!」
『大丈夫ですか!?』
「密閉空間でないのが余計状況が悪い!どちらに逃げているのかも分からん!!」
「こんなこともあろうかと、とっつあんの机からコイツを持ってきておいた。」
「スピリタス…そうか、室内のように自動消火システムを作動させて……!」
「そういうことだ」とズボンのポケットに手を伸ばすのに、足を踏み出す。
「おい、ちょっ『待って狡噛さん!!』
初めて聞く真面目に必死な声に、二人して振り向く。
『ドラちゃん風に、お願「よしやれ狡噛っ」
指差して指示を出すと、何故かまだ飲んでもいない狡噛がゲホゲホとむせ、六合塚が口元を押さえる。
「よ…よし任せろ…っ」
「ちょ、本気?」