#09 メビウスの輪
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どうしたらいいのか
『それはそうとバイオうどんて、かなり固そうなネーミングですがなかなか美味しいもんなんですねぇ。』
本当に
小さく笑いながらうどんを口に運ぶ様にまた、目を伏せる。
分からなくて。
でも
――私は、納得できません
自分は、きっと
それが事実だからこそ、[在る]からこそ私たちのいる意味が、あるんだと思います
多分。
「執行官とは一線を引くこと…訓練所で教わったろう。」
『あー…ああ、犯罪心理学の峰岸って男狡噛さんの時もいました?あの人言ってることぜんぜ――』
ぱっと上げられた顔がそのまま、固まる。
「……止めとけ。」
それだけ言って立ち上がり、ポケットの煙草を取り出す。
「先にもど『じゃあ』
静かな声に落とした視線が、映したもの。
あの時胸を灼いた感情をやっと
『逆だったら?』
やっと忘れられたと、思っていたのに。
『執行官が監視官を知ろうとしたら…狡噛さんが私を、知ろうとしてくれたなら』
カタチの無いそれに、目を凝らす。
『どうなるんですかね。』
こんな場所にある筈のない、その、光に。