#09 メビウスの輪
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『どーでもいーけど。』
子馬鹿にしたような口調に眉を寄せ、顔を上げる。
「…この子からしたらお前も十分、おばさんだと思うが。」
『はァ!?』と大げさな反応には関せず、じっとこちらを窺う視線と目を合わせる。
すると
「…まえがみ…」と前後の話を完全に無視したひらがなが飛び出す。
「ん……ん?」
「パパは、まえがみ、でめがねなの…。」
「まえがみで、めがねって…」
『……狡噛さん……』
「ああ。公安局でその条件が揃うのは、アイツいが――!?」
突然肩を叩かれ、思わずバランスを崩して片手をつく。
『みっ、みみみみきちゃん?』
「?」
押しのけるようにされ、「おいっ」と抗議するが、全く聞こえていない様子だ。
『パパは、まえがみで、めがね、なの?』
「……うん。」
「……なんだ。」
嫌にキラキラした目を向けられながら問うと、今度は連続で叩かれる。
『聞きました?まえがみで、めがねのパパ……!わあーやだ楽しくなってきたっ