#01 犯罪係数
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最後尾について踏み込んだ途端真正面から吹き込んできた生暖かい、風。
「あっちゃ~」
頭を掻く縢くんの手の中で、ドミネーターが形態を元に戻していく。
『これって……』
「シビュラの審判が下ったってワケ。大蔵信夫さんは、死刑確定でぇ~す。」
そんな
『ただ、街頭スキャナに検知されただけで…?』
擦り切れた畳に、黒ずんだ染み。
「てめえでてめえを追い込んじまったってトコ?こうなったら最後、もう今更セラピーも何も通用しねぇよ。」
「更正の余地なし……初仕事で嫌な任務に当たっちゃったわね。」
冷めた声に宜野座さんの短い指示が続き、二人分の足音が響きだす。
「##NAME1##ちゃん!」
名を呼ばれ、無理矢理に視線を引き剥がす。
「とっとと片付けないと、人質の娘がヤバイぜこりゃあ~」
『サイコ、ハザード…』
「そ、伝染しちゃうからねぇ犯罪係数は。」
重さを増したような感覚に顔を顰め、手首に力を入れなおした。
『………shit』