#08 Bump
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湯気のたつ鍋を囲む、二体のコミッサちゃん。
なんともシュールな絵なのだが、広報の人に寄ればかなりウケは良かったらしい。
と画面内にノイズが奔り、音質が変わったタイミングでボリュームを上げる。
隣の狡噛さんが微かに眉を顰めたのを見て、懸命に涼しい顔を保つ。
<…そろそろスープが沸いてきて、良い頃合だな。>
<待て、撮影されているのを忘れるな。>
聞こえてきた声に、揚げ出し豆腐の器を抱えた縢くんが吹き出す。
「……佐々山……」
引きつり気味のその顔に笑いかけながら、出汁巻きを差し出す。
『あ、どうぞ?』
<さあ、早速お鍋に具を入れていきましょう。>
<そ、そうですね。>
ぎこちなさ過ぎる会話が愛らしい声で交わされた次の瞬間、またノイズ。
<自分達で作って自分達で食べる…それが、鍋の醍醐味。楽しげな様子をアピールするんだ。>
<なんだ…。文句を言っていた割にはノリがいいじゃないか。>
<当然だ。任務として遂行するからには、完璧にやる。>
「や…やべェ、腹痛い…っ」
「お『早い早い…と、言いたいトコだけどやっぱ……無理…っ』