#08 Bump
夢小説設定
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『………』
ニュース番組を見る後ろ頭に眉を寄せ、くるりとスツールを回す。
「一体何故でしょ、その顔は?」
「よっ」とフライパンを返した縢くんに、指で指し示す。
『……なんで半裸?』
「さぁ。コウちゃー『わわわ、ちょっと!』
手をかざして制止すると、やんちゃそうな顔が顰められる。
「なに……コウちゃーんおかずあと一つ、何がいー?」
「あー…」と髪をかき回した狡噛さんが振り返り、こちらを向く。
「出汁巻き。」
「出汁巻き?いーけど、何でまた?」
「ただ食いたいだけだ。お前が聞いたんだろ。」
そう言って面倒くさそうに立ち上がってやってくるのにさり気なく目を逸らしながら、スツールを回転させる。
『………』
「なんだ。」
思わず出かけた罵声を飲み込み、振り向けた顔に、笑みを刷く。
『いえ、別に?』
「はいはい出来たよお二人さーん。」