第八話
夢小説設定
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「…まぁ、そういう事になりますよねぇ。」
『?』
私情も合わせられているであろう一言に笑い、その肩に乗りかかる。
「で、それが何だって?」
「…おのれ愚弄しおって!!」
色めき立った兵たちを黙らせた李塔天が、唇を歪めた。
「…屈するつもりは毛頭ないというわけか。この不始末、命を以て贖ってもらうぞ。」
「おーおーすっかり悪役だな俺ら。」
『じゃあ言ってみませんか、悪役らしく?』
窓から灰を落とした天蓬が、楽しそうに焔珠を見る。
『こちらには人質がいるんですよ。』
「手ェ出せるもんなら出してみやがれ~、とか?」
笑い合う姿に微笑ましいと言うより、脱力する。
「楽しそうな、お前ら…」
「では聞こう…貴様らの要求は何だ。」
その問いに、顔を見合わせる。
「いつまでもそこで籠城を続けるつもりはあるまい。天界軍に仇なしてまで、貴様らは何を望む?」
「…さて捲簾大将。」
重々しく口を開いた天蓬の方を向きながら、窓外に灰を落とす。
「何だよ。」
髪を揺らして小首を傾げた焔珠が、にこやかに笑った。
『これからどうします?』
「そこで振るのか俺に。」