第七話
夢小説設定
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「…ふ、ふはははは」
響いた哄笑を聞きながら、思わず口元が緩んだ。
「だとさ、どう思う?」
『仕方がありませんね、口説かれたというのであれば。』
「ふはははは!!」
見上げたらその顔にも、きっと同じものが見えるだろう。
「焔…?」
代わりに目を合わせた紫紺に、微笑む。
「愚か者が…!!その子供を庇う以上謀叛とみなすぞ――天上界に仇なす者は特例の死罪!後悔なぞする間もなく朽ちるがよいわ金蟬童子!!」
緋炎を抜こうとした時、聞き慣れた低い笑い声が耳を撫でた。
「――だとよ、どう思う天蓬元帥殿?」
「さぁ?」
とぼけた様に首を傾げた先生が、優しい目で頷いてくれる。
「僕も愚か者なんで理解しかねますが。」
「天蓬…捲簾」
「同じ阿呆なら踊りゃにゃ損ソン、って事ですかね。」
「なんだそりゃ初耳だな。」
『下界の有名な格言ですよ、無知ですね本当に貴方は。』
「んだとォ!?」
「はいはい、じゃれ合いはそのくらいにして下さいね。――金蟬、悟空を抱えて走れますか?」
「…馬鹿にするな。」
どこへだって、行ける。
一緒ならきっと
どこにだって。