第七話
夢小説設定
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「あがああああ!!」
まるで人形の様に打ち捨てられた身体から目が離せないでいると、おぞましい音が響いた。
「あ、がッ」
血まみれの眼球の前で膝を折った李塔天が、恐怖を浮かべて仰いでいるのは――
「ヒィ…く、来るな、近寄るでない化け物!!」
「―――いい加減にしろ!!!」
『捲簾…』
「――もう見てらんねぇよこんなん誰も、お前自身望んでねーだろうが!!」
あの子の、筈なのに。
「…これ以上暴れてぇんならな、俺を相手にしろよ悟空!!」
全身が、総毛立った。
『……ッ!!』
笑みを浮かべたまま屍肉を踏みつけて走り寄ってこようとした悟空が、在らぬ方を向く。
「おー派手にやったな。」
開け放たれた扉に手をかけてこちらを見るその深紫の瞳が、広間を眺め渡す。
「…やめとけ。」
『観音様…!』
「お前らじゃそのチビの相手にならん。ま、言わなくてもわかってるだろうがな。」
「何を呑気な…それよりも悟空を、制御装置を元に戻す方法はあるのか!?」
汗を浮かべた金蟬を横目に見た観音が、歩みを止めることなく進む。
「…ふん、方法だ?」
悟空を見て微かに目を眇めたその横顔に、知らず目を見開く。
「始末すりゃあいいだけの話さ。」
「――――!?」