第七話
夢小説設定
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「……ご、悟空…?」
こちらを見たその口元は、微かに綻んでいるように見えた。
「な…何だ今のは…!?」
「あのガキがやったのか!?」
「ま、まさかそんな…」
変わり果てた姿で倒れる同僚から距離を取ろうとした兵士の動きが、叱咤に止まる。
「その子供は天界に凶事をもたらす不浄の者ぞ!捕らえよ、捕らえるのだ!!」
「は…はッ」
「さぁ来い!!」
風切り音がして、鮮血が舞い飛ぶ。
――恵岸行者が下界で面白いどーぶつを拾ってきたそうだ。
人、だったモノが二つの肉塊となって床に転がる。
――動物…?
――ああ
「悟…空…?」
――小さいくせに獰猛な、黄金の眼をした動物さ。
「う…うわぁああ!!?」
「ぎゃああ!!」
「な…何と不浄な…!?」
全ての音が遠く、ただその姿を、見ていた。
「捕らえろ!この化け物を取り押さえるのだ!!」
「無闇に近づく
両断された人体の一部が、重い音を幾つも響かせながら床に落ちていく。
「う…うぁあああ!!!」