第七話
夢小説設定
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『――悟空!!』
傍らの焔珠が悲鳴のような声を上げ、振り向いた李塔天の目が驚愕に見開かれる。
「おいッ…」
「押さえろ!!」
後ろ髪を掴まれた悟空の身体を数人が引きずり倒し、床に押し付ける。
『悟空!』
「…はなせッ、はなせよー!!」
「やめなさいッ!!」
足を踏み出した瞬間長槍が目の前で交差し、咄嗟に細い腕を引く。
「姫様!」
「その手を離さんか、無礼者!!」
刹那交わった視線を逸らし、手に力を込める。
「な…何しやがる!!」
『けんれ…――金蟬っ!』
「謀反人どもが…引っ立てい!!」
「…悟空、悟空――!!」
「うああああああ」
身をのけぞらせて絶叫した悟空の髪が、突風に吹き上げられたように逆巻く。
その身体から溢れだした光が、視界を白く染めた。
「うごぉお!?」
「ヒイッ!!」
まともにその光を浴びた人間の皮が捲れ、肉が一瞬で弾け飛んでいく。
「な…ッ」
カランと何かが転がる空々しい音が耳に、届いた。