第五話
夢小説設定
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その夜、突然天ちゃんとケン兄ちゃん、帰った筈の焔がやってきて
「今夜はちょー呑みたい気分。」
とゆった。
『もう呑んでるでしょう。』
と珍しく焔が突っ込み、さらに
「下界が満月なので夜桜がキレイですよ。」
と天ちゃんがにこやかに付け足したから、眠かったのがわくわくになって
「……お前達」
みんなでお花見をした。
「実はヒマなんだろ。」
「ヤですね、人聞きの悪い。」
「ま、ヒマっちゃーヒマかもな。ここんとこ下界への出陣は闘神軍任せで俺達事後処理班みてーなモンだし?――ホラちゃんと呑んでっか金蟬?」
ケン兄ちゃんはすでにホロ酔いで
「バッ、やめろ勝手に注ぐな!!」
『殿方に注がれても美味しくないでしょう、私がやります。』
「「………。」」
焔はいつもよりもっとキレイで、天ちゃんは
「――それでですね、下界の食文化を語るのに“ラーメン”は欠かせません。」
「ラーメンならたまに金蟬が作ってくれるよ?マズイけど。」
「一口でラーメンと言っても多種多様。合理的かつ奥の深い料理と言えますね。豚骨や味噌コーンも捨て難いですが僕は個人的に、塩ラーメン派です。」
いつもよりよく喋って、いろんな事を教えてくれた。
「今度作ってあげましょうか?」
なんだか少し嬉しかった。
「うん!!」
…俺は夜中なのに起きてても怒られないし、みんなが一緒だしですっげー楽しい気分だった。
金蟬は……
『注ぎますか?』
「いい。」
金蟬はいつもと同じ仏頂面(ケン兄ちゃんがこうゆってた)だったけど、あんま嫌そーじゃないのが俺には判った。
「――よし悟空!!木登りでもすっか!?」
「する!!てっぺんまで競争な!」
『では私も。』
「ええッ!?」
「焔、木登り出来んの!?」
『当たり前でしょう。私は金蟬より遙かに運動神経が良いのです。』
「何故そこで俺を引き合いに出す……」
「酔ってないですよね、焔珠?」