第四話
夢小説設定
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「おま、グーはねぇだろグーは!?」
『貴方こそ一体どういうおつもりなのです!いい加減にしないと、本当に怒りますよ!?』
「……もう怒ってんじゃん…」
『当たり前でしょう!?』
「痛ってェ~」と鼻を押さえながら椅子に腰を下した捲簾を、横目で窺う。
『全く…誰に対してもそのような態度なのですか?』
「いや、別にそういうわけじゃねえよ?」
低く笑いながら無造作に軍服を羽織って煙草を口に銜えるその動きだけ見れば、女官達が頬を染める理由も分からなくはないのだが。
『と言うと?』
「いい女限定♪」
『………。』
「何よその目は。」
『ああ申し訳ございません、感情が表に出てしまったようです。』
「………お前ね…」
くるりと背を向け、机に向かう。
『……捲簾…』
「あ?」
喉が、きゅっと変な音をたてた。
振り返って見た捲簾の、細い眉が顰められる。
「あ、ああ、それ…なんかもういらねえってさっき『嘘ですっ』
『だって唐詩は…先生の――
「おい、待て焔珠!!」
伸びてきた腕を振り払い、駆け出す。
「――焔珠っ!!」