第参話
夢小説設定
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「――ってどこまでついてくるんだお前ら!?」
「自分が行くぞって言ったんじゃないですか。」
「まーま。硬いのはアレだけで十分だぜ、お兄サン。これも何かの縁だ、今日は呑もうじゃねーの「馴れ馴れしいんだよ!!」
肩に触れた手を振り払うついでに、頭を殴りつける。
「折角天ちゃんたちと会ったんだから遊びてーよー。なー金蟬ッ」
「……勝手にしろッ」
この狭い部屋に自分を入れて4人も人間がいるなんて信じ難い…というよりも、耐え難い。
「俺はヒマじゃねぇんだ、仕事のジャマした奴から絞め上げるぞ!!」
溜まった書類を前に息を吐き、ペン先にインクをつける。
「…じゃあ何して遊ぶんですか悟空?」
「ドロケイか?チャンバラか?」
「うーんとね、この間倉庫でバットとボールみつけたんだ。」
「野球ですか、いいですねー」
「任せろよ、天界のイチローとはこの俺様の事だ。」
「じゃあ俺投げるッ」
「僕キャッチャーですね。」
「おーし来いッ!!」
威勢の良い声に、顔を上げた瞬間。
「――――!!」
席を立って身を引くのとほぼ同時に、インク壺が吹き飛ぶ。
「あ、悪。」
「金蟬ーボールパスパスー!!」
「……てめぇら……ブッ殺す!!」
「わスゲッ」
「余裕っしょ!!」
高く乾いた音が、鳴った。