第弐話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「――なぁ人がいっぱいいるよ、何かあんのかなぁ。」
『明後日に宴があるから、その準備ね。天帝の生誕祭よ。』
「おまつり?」
「祭ったって夜店は出ねぇぞ、お前はここで大人しく待っ…」
読んでいた本から顔を上げた悟空の顔を見た金蟬が、ややあって視線を戻す。
「…勝手にしろ。」
「おまつりだー♪」
ぴょんっと跳ねた悟空を見ていると、隣で立ち上がる気配がした。
「そろそろ帰れ、送ってく。」
『ありがとう。だけど大丈夫、一人で帰れます。』
「………そうか。」
立ち上がって裾を直し、その顔を仰ぎ見る。
『明後日は私は母上といますから。あまり目立たない方が良いかもね。』
「そ「あーっ!!!」
突然響く大きな声に驚かない自分がおかしくて、苦笑した。
「何だよ、うるせえぞ猿!!」
「俺ッ、この間哪吒に名前教えんの忘れてた!せっかく付けてもらったのにー!!」
「…いいじゃねぇか今度会った時に教えれば。」
『お友達なのでしょ?』
「うん、そーだな!」
「えへへ」と誇らしげに笑った悟空に笑みを返して金蟬を見ると、なぜか目を逸らされた。
『?』
「………おい猿!散らかしたのは自分で片付けろと何回言やわかる!!」
「何だよ突然っ、するよ今から!!」
続