第弐話
夢小説設定
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「…暫く来ないうちに、随分にぎやかになりましたねー」
「……まぁな…というか、お前ら知り合いだったのか。」
「ええ、まぁ。」
『私の方こそ驚きました。そんなこと、一言も言わなかったじゃない。』
「お前もだろうが、それは。」
「似てない従姉弟ですね。」
『よく言われます。』
「よく言われる。」
正反対の表情で声を揃えた2人に苦笑したその時、開け放した戸から元気な声が響いた。
「やっぱり!焔っ――…あれ、お客さん?」
「構いませんよ、どうぞ。」
そう言うと、小さな顔がぱっと輝く。
「俺ッ、オレねッ悟空っての!!おじさんは?」
「~お兄さんは、天蓬です。金蟬とは古くからの知人といったところでしょうか。天ちゃんって呼んで下さいね♡」
「わーい、天ちゃんだー」
「…天蓬…」
『悟空、見せたいものってなぁに?』
「ああ、ちょう!」
『蝶?』
「青くて黒くて、デケーやつ!来て、こっち!!」
手を引かれて駆けるように出ていくその後姿に煙草を口から離すと、横から視線を感じた。
「…お前が子ども好きとは知らんかったな。天界西方軍元帥の軍事オタクが。」
「僕も貴方の生き生きとした表情を初めて見ましたよ。」
「はぁ?」