それぞれ、すきずき
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「ねーねー[#dc=1#]、[#dc=1#]のしゅみってなあに?」
『……しゅ…?』
本を整理していた手を止めて眉を寄せると、上から笑い声が降ってきた。
「ほらな、やっぱ平仮名変換じゃん?」
「いや片仮名って可能性もまだ捨てきれませんよ。焔珠ならきっとやってくれると僕は信じてます。」
「天ちゃんのシュミはね、変なんだよ。」
『……シュ…ああ趣味ね!ええ確か…そうなの?』
「いや、もうそこまで言っちゃったらどうしよもねェよ。」
「僕は何も聞いてませんよ?」
『ご、ごめんなさい!で、でもそうですよね!!趣味は人それぞれと言いますかプライベートなお楽しみですし、他人にとやかく言う権利は……っ』
「…悟空」
「なあに?」
「もう一回聞いてあげて下さい。」
「[#dc=1#]のシュミってなあにー?」
『わっ、私の趣味?私の趣味はね、えっと……そうねぇ…』
「あ、待って俺[#dc=1#]のシュミわかる!」
「へェ、何だよ?」
「[#dc=1#]、飲み物と飲み物混ぜて新しい飲み物作るの好きだよね!!」
『あ、そうね!』
「例えばコーヒーとジンジャーエール混ぜたりとか、ねっ!」
『あれは最近の成果の中でも群を抜いて…あ、お飲みになります?』
「………まぁアレですよね。」
銜えていた煙草を弄びながらこちらを見ていた先生が、何故か目を逸らした。
「…好き好きですからね、こういう事は。」
「……だな。」
『私たちの言語では表現が困難な新しいジャンルの味で…お2人とも是非お試しに!』
「すっっげぇ不味いよ!!」
「「………」」
『悟空はそういうけど、私は平気よ?それに金蟬だって普通に飲んでいたじゃない。』
「ああそれは、味覚ショウ…ガとかってでも冬は暖まりますしねえ。」
「……頑張るな、てめぇも。」
『「?」』