第壱話
夢小説設定
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「なぁ。」
突っ込んだら負け、と思って耐えてはみたが。
「はい?」
「何、その本。」
「名付け辞典てやつですよ。まぁ分類するとしたら育児書か…あ、参考書とも言えますかねー」
「………。」
灰皿を引き寄せて吸殻と、ついでに言いたい事もいろいろ落としておく。
[赤ちゃんに贈る☆最高の名前]って。
ベタすぎんだろ……
「誰のガキよ?」
「ああやっぱりそれ、気になります?」
ガリガリと頭を掻くその姿に、目を瞬く。
「あんなこと言ってたけど、そういうのってやっぱり普通言いにくいんだろうし。」
「…………誰の話?」
煙草を口から離してそう尋ねたところで、その目が初めてこちらを向く。
「……あー…いえ。そうだ煙草…煙草、どこやったっけなぁ。」
「おいコラ。」
続