第十七話
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「――！！？」
突如轟きだした音と、目に映った光景に、息が逆流する。
「扉が……！！」
「ひゃはっ」
急速に勢いを失くしていく、風。
「ひゃははははは！！思い知るがいい！」
駄目だ
「貴様らの希望なぞすべてが無駄だという事をな…！！！」
「――金蟬、早く！！」
…駄目だ
「あああ！！」
諦めちゃ駄目だ…！！
「悟空ー！！！！」
――まぁここの桜より、下界のヤツの方が断然美人だがな
同じ桜ではないのですか？
生き様が違うんだよ
――……そうか、見てみたいモンだな…
