第十七話
夢小説設定
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「……そう」
憑かれたように見上げる悟空に、李塔天がその顔に笑みを刷く。
「お前の望み通り、これからは[友達]とともに生きてゆけるのだ。」
「――聞くな、悟空!!」
張り上げた声で、金晴眼を呼び戻す。
「その男はただ、お前と哪吒を私怨の為に利用したいだけ……がはッ!!」
踏みつけられた背中にかかる圧力に耐え、苦痛を押し殺した。
「金蟬ッ……!!」
「これはまた…よいお姿ですな金蟬童子。」
うっすらと嗤う影を
「…私は以前から貴殿を存じておりましたよ。」
振り上げられる杖先を
「生まれながらにしてすべてに恵まれても尚、退屈そうな顔を絶やさない。身分と気位ばかりがお高い貴族官僚――私が最も忌むべき存在だ。」
睨めつける。
「――ッ!!」
「~金蟬ッ…!!?~何すんだよ、放せよ!!」
落ちてくる声に唇を噛み、堪える。
「よいか[斉天大聖]、抵抗すれば金蟬童子の命はないと思え。」
「………!!」
「――李塔天様!!」