第十七話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「悟空をどうする気だ…!!」
吠えるように叫んだ金蟬にやろうとした目を、戻す。
「おかしな力を使うようだが、少しでも抵抗すれば金蟬童子の首が跳ぶぞ。」
「ク…!!」
「………」
「――なァに、殺しはせぬ。」
「――悟空、悟空行くな!!逃げるんだ悟空――俺に構うな!!」
「やかましいわ!!」
「がはッ!」
重く響いた鈍い音に思わず振り向き、目を見開く。
「――金蟬!!」
「小僧――[斉天大聖]と言ったか。人とも妖ともつかぬ伝説の生命体……」
こちらを覗き込む見慣れない紫紺が、細くなる。
「その身体を用いれば、哪吒は更なる無敵の闘神となって蘇るであろうよ。」
「……なんだよそれ」
灯りとは異なる光芒が、胸に射す。
「哪吒……哪吒が生きてるって事?」