第十七話
夢小説設定
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「フン、貴殿のような立場の者には一生わかるまいよ……しかしな」
言葉を切った李塔天に、眉を寄せる。
「天界に混沌を招く事を望んでいたのは我らだけではない。」
下層に降りてきた時から感じていた――
[ナタク]たちのあの設備といい、こんな大規模な計画を強い協力者もなしに行える筈がない。
「……哪吒を」
ぽつりと呟かれた名前に、視線を下げる。
「哪吒を道具みたいに言うなッ!!!~アイツは、アイツは本気でお前の為にっ…!!」
高い天井に反響する怒声にも介せず、嗤う昏い目。
「哪吒だけではない。舞台に上がった瞬間から貴殿らも我が駒のひとつ。我らの最終目的――天界に修復不可能な混乱を与え、すべてを塗りかえる為によく働いてくれたと感謝しているよ。」
「――ッ……貴様……!!」
「――いい顔だ。」
歯を鳴らすと、その顔に嗜虐的な笑みが浮かぶ。
「私はそれが見たかったのだ。何の力も持たずただ血統の権威だけで大きな顔をしてきた者が、屈辱に歪むその様をな。」
眼前に振り下ろされた刃に、息を呑む。
「~ヤメロッ、何すんだよ!!」
「前へ出ろ、小僧。」
その言葉に、目を見開く。
「!!?」