第十七話
夢小説設定
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固い感触に、目を落とす。
――金蟬
万が一を考えて、貴方がこれを
カード…?
次空ゲートの認識証
それを開閉装置に通して、パスワードを入力する事で扉は開きます
間に合えばの話ですけどね
パスワードは…
言葉を遮られ、上げられた顔。
――これは、お前が持っておくべきだ
口元だけで柔らかく笑うその仕草は、驚く程に焔のそれとよく似ていた。
――……あ、そーいえば
前に僕が貸した本、あれもう読みました?
……読んだ、ぶっちゃけかなりハマった
でもあれはシリーズ物だろう
レンズ越しにこちらを見るその瞳に、空いた方の手を差し出す。
――続きを。
……ええ、必ず。
起動ボタンを押し、カードをスライドさせる。
紙に並べられた数字を打ち込んだ、直後
「……!?」