第十七話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…――金ッ」
焦って振り返った瞬間、金蟬の前で槍を振りかぶった男が僅かに跳び上がる。
「~ア」
「今のイタそ…」
「いざとなったらコレだと捲簾に教わったんでな――開けるぞ悟空!!」
悶絶する男を飛び越えて立った金蟬と同じように、黒塗りの扉に手をかける。
「――ッ!!」
「うわ重ッ……!!」
耳障りな音をたてながらズれていく扉を、くぐる。
急に、周りの景色が遠くなったような、感覚。
「……これが……」
金色に輝く門は、とても異質な物体としてそこに在った。
天界と時空を繋ぐ[次空ゲート]――!!
「……何処に…」
室内を見渡した金蟬が、何かを認めて髪をなびかせる。
「――こっちだ悟空。」
「これか……」
ポケットを探るその脇から、覗き込む。
「何?」
「ゲートを開けるための装置だ。」