第十七話
夢小説設定
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「――!!?」
「おい…!!」
驚愕も露に立ち上がった兵を見返し、歩みを止めた。
「お……お前は」
「謀反人、金蟬童子――!!」
「な、仲間の元帥達はどうした!!」
「残ったのは俺一人だ……降伏せざるをえまい。」
そう言うと片方が、不審そうに横目で相棒を見やる。
「まて……罠かもしれんぞ。」
「――よし、こっちにゆっくり歩いて来い、両手を上げたままでだ!!」
靴音を響かせながら距離を詰めると、首元で槍先が交差される。
「う……動くなよッ」
「本当にお前一人か「――ああ」
二人分の視線が、ひどくゆっくりと直上を向く。
「そう見えたか?」
「!!」
「な……」
大きく跳び上がった悟空が、宙で身を捻る。
「貴様…ッ!!」