第十七話
夢小説設定
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繋いだ手に、力を込める。
ここまでの道を造ってくれたのは捲簾
天蓬、焔
――俺は、お前に何をしてやれるのだろうか
必至に後ろをついてくるその姿に、力を。
悟空……
――……そっかあ
俺、[悟空]かあ
ねどーゆー意味どーゆー意味?
~うるさいもう寝ろ!!
――正直たいして深くは考えていなかった
その場で咄嗟に、思い浮かんだ言葉
――[悟空]、良い名前じゃないですか
[空]―目には見えぬものを[悟]る事のできる者だと
……俺はあの頃、お前が怖かったのかもしれない
淡々と続く生温い時をただ流されるように生きてきた俺には見えなかったもの
花も風も――光も
そして俺自身でさえも
のぞき込まれるとその大きな金色の瞳に
目を逸らしてきた俺の姿までもが映りこんでしまうようで