第十五話
夢小説設定
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「かかれえええ!!!」
雪崩れ込むようにこちらへと向かってくるのを見て、柄に添えた手を滑らせる。
横へと薙いだ刃が二本分の衝撃を受けて鳴くが、構わず振り切る。
渋いた鮮血には関せず、重心を前へ
「が。」
「――!!?」
流した切っ先が一筋、小さく目を見開いたその首に赤い線を引く。
ゆっくりと傾いていく体の横を抜け、踏み込む。
「おおお!!」
「――習いませんでしたか?」
頭上を擦過した槍の行方を見届け、振り返りざまに突き込む。
「ダマになるな、って。」
「――後方、下がれぇ!!」
「うわッ…」
「ギャアッ!!」
「げはっ」
刀を振るう度、聴覚を刺激する音。
身体が、熱を帯びる。
――ああ……。