第十三話
夢小説設定
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野の花を巡る風に、黒髪が、柔らかくなびく。
「……地に足――付いてねェと」
待てよ
お前はどうなんだよ
「生きてる実感湧かねーからよ。」
楽しいですよ、それなりに
「………厄介なものだな。」
「――ははッ、まったくだ。」
それなりかよ
呼吸を御し、こちらを映す眼を見返す。
「……だよなぁ」
流される涙はきっと、熱を持って
ええ――
「生きてェんだよな、お前さんも」
熱い筈だ。
「……腹が減ったなら喰えばいい」
鹹い筈だ。
「痛むなら暴れればいい、苦しいなら叫べばいい――それが」
それが
「生きるって事だ。」