第十一話
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飛び出そうとしたその肩に伸ばした手に、瞑目する。
「こ……金蟬……?」
「………」
落ちた沈黙に、悟空が頭を振る。
「ヤだ、イヤだ、嫌だッ」
遠ざかっていく
私の太陽は
「だってッ……焔が」
金蟬
俺を見損なわない、よく知った笑み
「天ちゃんが」
それでも
「ケン兄ちゃんが……――っ!!」
震えた瞼に唇を噛みしめる。
それでも
だから、俺は。
掌にあるこの温もりを
その金晴眼に映る俺を
「……だからだ。」
――貴方だった
手放すわけには、いかないんだ。