第5話 Revenge tragedy
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静まり返った森に、銃声が轟く。
「がはッ」
「悟浄!!」
力が抜けるのと同時に膨張して浮き上がっていた血管が、皮膚の下に沈むように収縮していく。
ともすれば震えそうになる掌に意識を集中させ、治癒を開始。
「――傷、塞がりました。意識は失ってますが、脈は正常です。」
息を詰めて様子を見守っていた春炯が大きく肩を下ろし、眉根を下げる。
「こっちの心臓に悪いぜ、ったく!!」
「…――僕のせいなんですね。」
ポツリと漏れた言葉に、悟浄に注がれていた皆の視線が集まるのがわかった。
それでも
「八戒?」
声に出して言わずにはいられない。
段々と近づいてくるこれは、なんだろう。
この
「清一色の狙いは明らかに僕個人だ「やめろ。」
オ
「でも三蔵!!」
「落ち着け!!」
ト
「ここでお前が取り乱したら、それこそ奴の思うツボなんだ!」
は。
ぐらりと揺れた頭を闇が、覆った。