第5話 Revenge tragedy
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<種ダヨ!!>
『!』
突如響いた声に向き直ると、地面に横倒しになった腹話術人形が器用に口を開閉させていた。
<ソイツノ体ニ種ヲ植エタノサ。血ヲ吸ッテ血管ニ根ヲ張ル生キタ種ヲネ!!>
まるで人間のように流暢に話すその顔はでも確かに無機的な人形のものの筈なのに
「……何だよアレ!?」
とても楽しそうに見える。
『気色悪いっ』
「清一色の使い魔です」
「――!!あの野郎か!」
「う…あ――ッ」
頭を抱えて悶えるその手を握ると、もの凄い力が掛かる。
『悟浄さん…!』
<ホラ、早ク種ヲ殺サナイトソイツモコノ森ノ木ノ一本ニナッチャウヨ?ソレトモソノ方がえころじかるデイイカモネ!!カカカカカカ!!>
「……」
<ソウソウ、一応言ッテオクケド種ハソイツノ心臓ノスグ隣ニ植ワッテルヨ。>
「…てめェ、何が目的だ?」
<…カカカカ…カカカカカ!!>
顔色を失くして瞬きひとつしない八戒さんのこめかみを、汗が伝う。
<楽シイ…楽シイヨ猪悟能!!君モ早クコッチヘオイデヨ!!>