第5話 Revenge tragedy
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「な…?」
擦れるような音をたてて、微量の血がその唇から零れた。
<カカカカカ!!オ返シダヨ!!>
「…の、クソ人形…!」
バランスを失って倒れ込むのに、駆け寄る。
「悟浄!!」
「――八戒!!何があった!?」
「悟浄が…!!」
「ッ!!」
瞬間大きく仰け反った悟浄に、三蔵の後ろから現れた春炯が目を丸くする。
『――な…!?』
「何だよコレ…!!」
「あ…」
色さえ透かした血管が、長身に軋むような音を立てて浮き上がっていく。
「うごあぁあ――あッ…!!」
『ご…悟浄さんッ』
「クソッ…血管の中…をっ何かが這い回ってやがる…!!」
まるで
「――どうなってるんだ!?」
「悟浄ォ!!」
「…まさか、何かを植え込まれた…!?