第5話 Revenge tragedy
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「な…」
気味の悪い人形の持つ麻雀牌に、否応なくその姿が蘇る。
清一色…!!
「こいつ何で八戒の昔の名前を…!?」
<――生キ血ハ女ノ肌ヨリ温カカッタカイ?ソレトモ蘭ミタイニ香シカッタカナ?>
「……」
<忘レテルミタイダカラ僕ガ思イ出サセテアゲル。君ニハ安ラゲル場所ナンテ何処ニモナインダヨ。――ダッテ君ハ罪人ナンダカラ!>
「…言いたい放題ヌかしやがって!てめェは一体……」
煙草の火を踵で消し潰して荒げかけた声を、手で制される。
「――おっしゃりたいことはよくわかりました。でも僕にご用がおありなら」
<……>
「出てきて喋ったらどうですか。」
<――ソウ、ソノ顔ダヨ…猪悟能!!ソレガ君ノ本当ノ顔ダヨ!!>
「ッてめっ…!!」
力任せに蹴り飛ばした人形が吹っ飛ぶのを見て、拳を握り締める。
「………ふざけろよ、この下衆野郎…!!ジープに戻るぞ八戒!別行動取らねえ方がいい!」
「…はい!?――悟浄危ない…!!」
「え?」
振り返った視界を奔ってくる線に目を、見開く。