第5話 Revenge tragedy
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「お前生命線短けぇな……」
両の掌に視線を落としていた八戒が、振り返る。
「…ビックリしたぁ。」
「そりゃこっちの台詞だ。こうも簡単にお前の背後取れるなんざ。」
「……どれが生命線ですか?」
隠そうとは、しない。
「ここんとこの線、ホラ。」
「あ、ホントだ。短い。」
「俺なんか手首まで伸びてやがんの。もーゴキブリ並み?」
「あはは、繁殖力も強そうですしね。」
「どーゆーイミよそれ。」
「…もしかして僕が起こしちゃいましたか?」
その事は多分それなりに
「んーまあ…てゆーか」
それなりなんだろう。
「お前さんのシケた面拝んでやろうと思ってよ。」
見上げた横顔が一瞬の停止を経てやがて疲れたような笑みを浮かべるのから、視線を外す。
「…聞いてもいいですか?」
「なンだぁ?」
「3年前のあの時、どうして僕を助けたんですか。」