第4話 Overlap each other
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「吠え面かくなよ、猿!!」
「そりゃこっちの台詞だぜ!!」
「…おやおや…」
1番騒々しくやり合っているその2人から目を離し、袖を合わせる。
「楽しそーですねェ。でもせっかくのパーティならもっと派手にイかないと♥」
ねえ?
「我がお手伝いしましょう。」
湖面のように深い色を湛えたその瞳に浮かぶ必死の色に、気分が高揚する。
「猪悟能」
耳ごと千切った制御装置を投げ捨て、汚れた指先に下を這わせる。
「貴方に愛を込めて。――!」
『こんにちは。』
気配を感じて振り返った先で光る銀色が、銃口のそれだと理解するまでに少し、時間がかかった。
「……これはこれは」
にこやかに微笑んだ女が、小首を傾げる。
『どちら様?』
「…名乗る程の名前を持ち合わせてはいませんが強いて言うなら…友人ですかね、古い……あちらの方の。」
『貴方…』と漆黒の瞳が、眇められる。
「………」
『もう――…!?』