第3話 Drop a bomb
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「――!」
軽やかに民家から民家へと飛び移っていくのから目を離し、振り返る。
「貴女は…」
「先日はお見苦しいところをお見せ致しました!」
「や、ご丁寧にどうも。」
昆の先に結ばれた髪紐が、緩やかな風に遊ぶ。
「改めてお手合わせ願えますか、猪八戒殿。これからは、生きてあの方のお役に立とうと思います。」
「――良い心掛けですね。」
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「俺の相手はアンタか?オッサン。」
「…沙悟浄…か。」
「何?」
「実際会うまでは半信半疑だったが、どうやら間違いねェらしいな。」
ふっ…と口元を歪ませたその顔が、こちらを向いた瞬間
「よォ。」
銜えていたタバコが紫煙を引いて、落ちていく。
「はは…――マジで?」
目の前に倒れた華奢な体から流れ出す、鮮血。
乾いた笑いが、零れる。
「な…んで」
生きて…