第3話 Drop a bomb
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「やたッ♥オイラも混ざるッ。」
低い姿勢で靴裏を擦ったその猫目が、嬉々としてこちらを睨む。
「くらえっタレ目ぼーずッ!!さっきのお返しだいッ♥」
まるで弾丸のように放たれた膝頭を、ガードした腕に走った衝撃に舌打ち、右を振り抜く。
「あのなぁ…俺は飼育係じゃねぇんだよ!!」
まともに腹部に入った拳に、小柄な体躯が崩れるように膝をついた。
「いっったーい!!死んち゛ゃう~」
弱弱しい声を出しながら咽るその様を見下ろしながら、袖を整える。
『ねえさっきあの人、4対4て言ったわ。』
「それがどうした。」
むっと顔を顰めた春炯が、悟空とぶつかり合っては離れを繰り返している紅孩児を向く。
『折角ちゃんと挨拶までしたのに、失礼よ。』
「――おい!?」
振り仰いだ民家の屋根の上ですっくと立ちあがったその顔が、顎を引く。
『よし』とそのまま走り出していくのを、見送る。
「………」
こめかみを押さえて息を吐き、未だ腹を押さえて蹲っているのに片眉を、上げた。
「…で。いつまでその下手くそな演技を続ける気だ?」
「バレバレ?」